僕は営業職として、34歳で金融機関からSaaS企業へ、38歳でSaaS企業からSIerへ転職しました。どちらも業界をまたぐ転職です。最初は年収が下がり、二度目の転職後に700万円台へ上がりました。
金融機関520万円
→SaaS企業470万円
→SIer700万円台
30代で見られたのは、年齢より「再現性」だった
面接で何度も聞かれたのは、華やかな実績そのものよりも、その実績を別の会社でも再現できる理由でした。顧客をどう選び、誰を巻き込み、提案をどう前に進めたか。営業プロセスを分解して話せると、商材が変わっても評価されやすくなります。
経験は「業界」ではなく「動作」に分解する例:金融商品の法人営業 → 経営者との関係構築、課題の仮説化、社内外の調整、長期案件の進行管理
34歳の転職では、年収を下げた
金融機関からSaaS企業へ移るとき、年収は約50万円下がりました。正直、かなり迷いました。それでも、IT商材の提案経験と新しい営業手法を得る方を選びました。ただ、これは誰にでも勧められる判断ではありません。生活費や家族、何年で戻せそうかまで含めて、許容範囲を先に数字で決める必要があります。
38歳の転職では、経験を掛け合わせた
二度目は、金融機関で培った顧客折衝と、SaaS企業で得たIT営業の経験を掛け合わせました。ひとつの業界で長く働いた人と同じ勝負をするのではなく、複数の経験が必要な求人を選ぶ。その結果、転職後の年収は700万円台まで上がりました。
30代営業が転職前に整理したい3項目
- 変えたい条件:年収、働き方、商材、顧客、将来性のうち最優先は何か
- 持ち運べる経験:業界が変わっても再現できる行動や成果は何か
- 許容できる下限:一時的に下げられる年収や役職はどこまでか
まとめ:遅いかではなく、次につながるか
30代の転職は、勢いだけでは決めにくくなります。一方で、これまでの経験を材料にして次の市場価値を設計できる年代でもあります。今の会社を辞めることから考えず、「次の3年で何を増やしたいか」から逆算すると、転職する場合もしない場合も判断がぶれにくくなります。